小学生のリビング学習事情②向く子と向かない子がいる?
2020年 11月 06日 (金)
年齢で変わる

前回の記事はこちら 小学生のリビング学習事情①なぜ必要?どうやってるの?
ところでリビング学習はいつまでやるのでしょうか。
小学生低学年までは、ほとんどの場合親の手助けが必要です。
小学校の4年生頃から学習内容も難しくなると同時に本人もしっかりしてきて、だんだんと親が宿題に介入する場面が減ってきます。
その後は、どこで勉強するのがいいのかお子さんと相談しながら、変えていくといいと思います。
私の個人的な意見は、高学年以降もリビング学習して欲しいです。
なぜなら、ちょっとした疑問がある時に、すぐに質問できた方がいいからです。
ひとりだったら「まぁいいか」とスルーしてしまいそうで。
集中してやりたい時にはひとりで。
普段はリビングで。と、使い分けるのもいいかもしれません。
性別や性格で変わる

先日立ち読みした本の情報で申し訳ないのですが、
性別で最適な学習方法が違うようです。
男の子は寂しがりやに加えて親の目から離れると好きなことをやってしまうので、リビング学習に向いている。
一方で、自立心が高い女の子は一人になれる時間と場所が必要で、自室にこもって勉強した方がはかどるとの事です。
我が家は女の子が2人。
4年生の長女はしっかりもの。
10歳を過ぎたあたりから「自分の部屋で勉強したい」と言い始めました。
言わなくても宿題をはじめてひとりで終わらせる長女は、2階の子ども部屋で勉強してもいいだろうと判断しました。
我が家では勉強机をまだ用意していなかったので、今、ちょうど探している所です。
2年生の次女は、集中力がなくて3分と座っていられないタイプ。
彼女は絶対に目の届くところに置かないと一生宿題はできないので当分はリビング学習です。笑
兄弟姉妹で変わる

我が家の場合、小学生になってから姉妹2人でダイニングテーブルで勉強をしてきました。
2人とも小学生ならいいのですが、問題は下の子が入学前の場合です。
たいていは、上の子が宿題をしている時に限ってドタバタ走り回ったり、
おもちゃを持って邪魔をしてきます。
その間は、おやつの時間にしたり、下の子にもパズルやお絵描きなどテーブルに座ってできるものを与えて、なんとか乗り切りました。
今の問題点は、
2人で宿題をしていても、どうしてもお互いが気になって集中できないこと。
片方が脱線するとそれにつられて片方も、、、なんてこともあり、
お子さんの状態を見て学習環境を変えていくのがいいと思います。
ただ、一緒に学習するメリットもあります。
下の子が、上の学年の学習内容に触れる機会が多いので、
新しい内容でも下の子は「これ知ってるー!」とスムーズに入っていけると思います。
まとめ~結局は親次第?!
小学生低学年の間は必須のリビング学習。
高学年に成長するにつれその子の性格や環境によって、
子ども部屋に移行するのか、リビング学習を続けるのか、
子どもの意見も聞きながら決めるのがいいと思います。
子どもの宿題や勉強につきあうのって大変だなぁと思っていましたが、
長女がリビング学習を卒業しそうな今は少し寂しい気持ちです。
リビング学習の効果は、
結局のところ親がどのくらい子どもの宿題や勉強に興味を示しているのか、
という点だと思っています。
リビングに立派なスタディコーナーを設置しても、親が無関心だとしたら、、、
その効果は怪しいのかな、というのが私の思うところです。
リビング学習のコラムというか、宿題の関わり方のコラムになってしまいました。。
以上、これからリビング学習を取り入れようとしている方のお役に立てばうれしいです。
小学生のリビング学習事情①なぜ必要?どうやってるの?
2020年 11月 06日 (金)
小学生、なぜリビング学習が必要なのか?
宿題をしている間に必ず質問される
子ども達がリビングで宿題をしている間、私は夕飯の準備をしています。
「おかあさーん、この意味わかんない」
なんて質問が1日に2~3回はあります。
「ちょっと待っててー」なんて言ったら、本当に待っていて
(しかも遊びながら)
先の宿題が進みません。
なので即対応する必要があります。だからリビングで宿題をする以外にないのです。
宿題の中に音読がある
さらに、毎日必ず音読があります。
親はそれを聞いて評価のサインをしなければなりません。
計算カードも声に出してやるのですが、それも同じく聞いていなければなりません。
手を動かしながら聞けますが、
子どものやる気を削がないためにも
「ちゃんと聞いてるよー」という姿勢を見せた方がベターだと考えています。
この辺りを考えると、対面キッチンの方がいいですね。
最後に保護者のサインをしなければならない
そして最後に丸つけをして(これがかなり面倒)、
宿題カードに保護者がサインをして終了!
小学生の宿題は親と子どもの二人三脚です。
小4になってから長女は自分で丸付けをするようになり、私の負担はぐっと減りました。
ですので、低学年の間は自分の目の届くところで宿題をやらせることになります。
リビング学習のススメ~スタディカウンターか勉強机か
リビング学習をするのに、学習場所はどこに設定したらいいのでしょう。
勉強机をリビングにおく

小学生のうちは勉強机をリビングまたはリビングに隣接した部屋に置き、
成長したら子ども部屋へ移動する。
これが一般的かもしれません。
ただ、リビングに学習机を置くスペースがある場合に限ります。
メリット:学習机=自分だけの空間で勉強できる。教科書の収納も兼ねているので管理が一元化できる。
デメリット:勉強机を設置するスペースが必要。キッチンから離れた場所に机を置くと目が届かない。
新築時にスタディコーナーをつける

子どもの勉強机はどうしても見た目がごちゃごちゃしてしまうもの。
リビングはスッキリと暮らしたいという流れから、最近では勉強机の代わりにスタディコーナー(スタディカウンター)の需要が増えてきました。
設置場所はキッチンのそばが主流です。
設置する際には、ランドセルや教材を置く収納スペースを確保して、電源コンセントも忘れずにつけましょう。
メリット:キッチンから近いので、子どもの問いかけにもすぐ対応できる。
デメリット:カウンターの上に「出しっぱなし」になると物置になってしまう。
第3の選択肢!狭い我が家の場合はダイニングテーブルで代用

勉強机はおろか、スタディカウンターも配置するスペースのなかった我が家。
そこで、長さ180cmの大きめダイニングテーブルを置きそこで学習させています。
メリット:リビング学習卒業してもリビングのレイアウトに影響しない点。
デメリット:お互いにスペースの取り合いで「じゃま!」と兄弟姉妹間での小競り合いが発生すること。夕飯の時には片づけないとならないこと。
忘れてはいけない「収納場所」
どんなスタイルにせよ必要なのが、教科書や学習用具を収納するスペースです。
ランドセル、かなりかさばりますよ(笑)
学習机が置ければ収納も兼ねることができそうです。
スタディカウンターやダイニングテーブルで学習する場合は
その近くにランドセル一式を収納できるスペースがあると便利です。
コツは子どもが片付けやすい場所に、片付けやすいようにスペースを確保すること。
大人なら簡単なことも子どもにはできません。
結果、出しっぱなし、やりっぱなし、になるのは確実です。
家をプランするときにそこまで考えられるといいですね。
今日は
なぜリビング学習が必要なのか、
どんなスタイルのリビング学習があるのか、
というお話をしました。
次回は「リビング学習に向く子と向かない子」のテーマでお話します。